定食のススメ

(05年3月2日版)



「宇都宮市を中心に13万3000部配布というフリーペーパー「リビングマロニエ」2月19日号の一面特集「食べたい!知りたい!定食のススメ」に「定食のススメ」を書いた。顔写真の囲み、「遠藤哲夫さんに聞く「定食のススメ」」だ。

特集リード文によれば、「サラリーマンをはじめ男性の領域だった「定食屋」が、最近女性や家族連れの姿も目立つお店へと変わってきました。栃木県でもおしゃれな定食屋が次々とオープンするなど、定食ブームがおこっています」である。

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こういうフリーペーパーは、いろいろあって、ウチにも届くが、ほんとうによいものだね。朝日だ読売だと威張りくさっていても、大会社から広告とれないとやっていけない連中が威張り腐っているだけで、てめえらのような大企業頼りの自立してないマスコミ連中に「天下国家」を論じる資格があるのか! NHKにいたっては国民の税金をつかい聴視料もとっていながら政府と政権党の広報係みたいなものじゃないか、偉そうな顔するな! と、新聞もとっていなければテレビもないおれは言いたい。

そこへいくと、こういうフリーペーパーは本当にエライ! コツコツ小さな広告を集め、つくったペーパーはタダで配布し、その広告を見ているだけでも地域のアリサマや嗜好や志向を身近に感じオモシロイし、そのうえ、こういう生活と地域に密着した記事もあるのだからねえ。最近はテレビ欄まであるから、ホント、政治部が偉そうな顔している大新聞なんか必要ないよ。

それにしても、最近はなんだか「朝日新聞」を叩くのがムーブみたいだけど、これがさ、朝日を叩いている連中が、朝日と同じように、正義をかざし偉そう賢そうにしているのだから笑っちゃうぜ。ようするに自分だけ偉そうにしていたい、おなじ穴のムジナじゃないか。朝日なんかいらないけど、読売やNHKなんか、もっといらないよ。


大新聞とるの、やめよう。NHKは、いらない。

「定食のススメ」

  主に男性客の労働の日々を支えてきた「定食屋」といわれる大衆食堂に、女性客の姿が目立つようになったのは最近十年ぐらいのこと。女性も男性と一緒に力強くめしを食べ力強く生きているということか。日々の活力のもとになる食事が求められ、最近は「ヘルシー」と注目されている。その場合、定食は中華風や洋風もあるけど、やはりめしとみそ汁と漬物におかずだろう。しかも焼き魚や煮魚、野菜の煮物といった、「おふくろの味」が人気だ。長い年月をかけ生まれ生き残ってきた定食は、新しいものにはない、あきのこない安定感やあたたかさがある。心身ともに健康的な日常の基本といえる。
  しかし定食屋は、みそ汁の味一つとっても違いがあるのが普通だし、違いがあってこそ、それぞれ「良い定食屋」である。だから、自分にあった定食屋を見つけることがカンジンで、授業料を払うつもりで何軒か食べてみたい。なかが見えない古い入りにくそうな食堂が意外にアタリだったりすることも。「普通にうまい」普段の食事こそ定食の理想であり人生の大事なのだ。


世界に広がる?「teisyoku」

「定食のススメ」は最初、ブログ版日記05年2月18日に紹介した。すると、「『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』『百合祭』脚本担当。ピンク&「薔薇族」監督」の山崎邦紀さんから、コメント欄に書き込みがあった。とてもオモシロイので、ここに転載する。


ブラジルに「teisyoku」があるのをご存知でしょうか。スペルは正確にどうだったか忘れましたが、ローマ字読みで「ていしょく」と読めた。一昨年の暮れにサンパウロで開かれたレズビアン&ゲイ映画祭に参加した時、二日酔いに苦しみながら街中の雑居ビルを覗いていたら「yakisoba」の貼り紙のある食堂がありました。日系人が多いので、別に不思議はありませんが、それ以外に何と読んでいいか分からないメニューもあって、じーっと睨んでいたら、次第に「ていしょく」?「定食」!と読めたのです。種類は幾つかあったと思いますが、滞在中にわたしが食べたのは、白身魚のフライ定食と秋刀魚の焼き魚定食です。ご飯と不味い味噌汁のようなものが付いていたように思いますが、何しろ二日酔いの時に限って食べたくなるので、記憶ははなはだ不鮮明で、ただ白身魚のフライの巨大なこと! 秋刀魚の大きいのが2匹(「匹」でいいのかな)だったこと、などどちらもボリュームに感動したのでした。白身魚が何であるか分かりませんが、これは旨かった。美味であることと、値段が素晴らしく安いこと、そして二日酔いなのに、こんなの食べて下痢しないかヒヤヒヤしたことだけが記憶に鮮明です。


山崎邦紀さん「影への隠遁ブログ」
http://blog.7th-sense.sub.jp/


「ザ大衆食」定食関連ページ

定食が「ブーム」ということになると、
なんでもかんでも「定食」ということになりやすい。
ブームに流されないためにも、
このさい「定食」について考えておこうか。


■「「定食定義研究」の研究」
■「荻窪の冨士食堂」
■メシゴト名言録
■ブログ版「定食の起源は?」
■ブログ版「「和」ブーム」

■東京定食屋ブック



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