「元祖」考


(06年8月6日掲載)

検索していたら、ぐうぜん冷し中華の元祖を主張する中華料理屋をみつけた。
仙台の北京料理 龍亭……クリック地獄

(06年5月1日掲載)

ときどき、日本人は、なぜかくも「元祖」が好きなのか、と思うことがある。

冗談や宣伝ではなく、マジメもしくはマジメそうに歴史を著述しているときにも、「元祖」という言葉がつかわれることが、とくに食の分野で目立つような気がする。その、とくに食の分野で目立つということを考慮に入れると、「元祖」というのは、ある種の「有難味(アリガタミ)」という味覚的感覚というか味覚的観念に関係があるのかも知れないと思ったりもする。

おれは、この「元祖」という言葉の使い方に、『汁かけめし快食學』などでも、かなり批判を加えてきているのだけど、それは、さもさも正しい歴史として述べている風なものに対してであり、たとえば、当サイトでも、こんなぐあいに書いている。……クリック地獄

それはそれとして、チマタの文化としての「元祖」が気になっていた。って、ことで、写真を撮りながら、「元祖」を考えることをしてみたいのだ。

本日は、ここまで。しかし、不思議だなあ、元祖って。

以前、ブログの日記2003年12月8日から12月18日まで、アリガタミについて、しつこく書いた。気になるのだなあ。

同じくブログに「元祖のススメ」……クリック地獄

当サイトには「元祖大衆居酒屋」もある……クリック地獄

写真。左=横須賀市、ヨコスカベーカリー。右=JR小田原駅前の看板。



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