東京の大衆食堂の歴史が保存されている

1918年(大正7)カフェーとして創業、その後大衆食堂に転換、外食券食堂、民生食堂と、近代大衆食堂の歴史を歩んだ。『大衆食堂の研究』に詳しく書いた。(写真は1995年ごろ撮影。紙焼をスキャン)

常盤食堂
東京都渋谷区笹塚1-21-10

こちら「大衆食堂の真相」にも常盤食堂のことが書いてあります…クリック地獄


「あんどんメニュー」に注目。これが残っている大衆食堂はめずらしい。かっては「オシャレ」な食堂だったはずである。

創業が1918年(大正7年)で、当時「カフェー」と呼ばれた洋食食堂からはじまり、戦中戦後の「外食券食堂」「民生食堂」の時代をへて、今日にいたる。常盤食堂という名前はたくさんあるが、ここは初代の出身地からとった。

1965年に改装した店内には、その当時のメニューがそのまま残っていて、いまでも同じものを食べさせている。ほとんどが、どこの家庭でも食べられていた、近代日本の「洋食以後」の代表的なメニューといえる。ここにないのは、1970年代の「ハンバーグ以後」だ。

「あじ開き」や「ぶり照焼」や「焼きめし」にまじってある「チキンカツ」をたべると、「ハンバーグ以前」の洋食の味がわかる。

「洋食」は外国文化の影響だろうが、「洋食料理」のルーツは日本の暮らしにあるのだ。

昔ながらの大衆食堂が、なぜハンバーグをとりいれなかったのかを探ると、いろいろおもしろいことがわかる。

常盤食堂メニュー(1995年ごろと現在、2001年6月とまったく同じ。季節によって異なるものはあるが。)

ガムテープが貼ってある(ビーフステーキ)
上とんかつ 450円
ポークソティー 450円
ガムテープが貼ってある(とんかつ)
オムライス 800円
オムレツ 280円
チキンカツ 450円
ハムエッグ 250円
目玉焼 230円
カツ丼 700円
親子丼 650円
玉子丼 600円
チキンライス 650円
焼めし 650円
ライス汁付 250円
大盛ライス汁付 300円
ビール 500円
コーラ 180円
ジュース 180円
お酒一級 400円

ぶり照焼定食 700円
豚肉生姜焼定食 750円
かきフライ定食 750円
えびフライ定食 750円
とんかつ定食 750円
チキンカツ定食 750円
煮魚(カレイ) 300円
トマトサラダ 280円
ロースハムサラダ 280円
あこう鯛粕焼 450円
かきフライ 450円
ぶり照焼 450円
塩サケ 350円
さば塩焼 300円
あじ開き 300円
煮魚 300円
さんま開き 300円
ベーコンエッグ 280円
生野菜サラダ 280円
いかフライ 250円
オムレツ 280円
湯どうふ 250円
魚フライ 250円
串カツ 250円
コロッケ 250円
からし明太子 250円
メンチカツ 250円
エビシューマイ 250円
白すおろし和え 200円
さつまあげ煮付 200円
マカロニサラダ 200円
ポテトサラダ 200円
冷奴 200円
ほうれんそうおひたし 200円
御新香 150円
納豆 100円
焼のり 100円
いか丸焼 450円
おでん 450円
えびフライ 450円
ウインナーソーセージ 200円

本日のランチメニュー
チキンカツライス サラダ おひたし みそ汁 700円 ライス大盛800円



なかはイス席と小上がり。1965年改装当時のまま。


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