ザ大衆食トップブログ版日記

カレーライスは日本の汁かけめしである。ということを書いた本。

『汁かけめし快食學』

祝、『汁かけめし快食學』絶版
筑摩書房から連絡があって、拙著『汁かけめし快食學』を絶版にするそうです。発行部数9千部。3年間でオシマイ。お買い上げいただいた方には感謝いたします。まだの方は、残部を急いで買わないと、入手不可能になります。07年10月2日記。

ブログ2007/10/03
『汁かけめし快食學』絶版によせて。おれが愛した大衆食。クリック地獄
『汁かけめし快食學』をよろしく

椎名誠氏が「異端の傑作」と評した『ぶっかけめしの悦楽』に、たくさん書き足しました。おれは60歳になっちゃいました。あと何冊書けるのだろうか? とりあえず、この一冊に、ご支援ヨロシクお願い申し上げます。お近くの書店で、お求め(ご注文)ください。

サイトや掲示板やメーリングリスト、飲み屋や公衆便所や電車のなか、いろいろなところで宣伝していただけたらシアワセです。


■ご紹介いただいたメディア
雑誌=『暮しの手帖』05年6,7月号、『散歩の達人』04年9月号、『サンデー毎日』9月12日号(評者・岡崎武志さん「文庫王の一冊」)、『ラピタ』10月号(小学館)の「屋根裏読書倶楽部」の「文庫をねらえ」、『食品商業』06年1月号「編集後記」、『週刊朝日』06年2月24日号
新聞=04年「新潟日報」7月23日、「北海道新聞」8月1日、「西日本新聞」8月8日、「東京新聞」「高知新聞」8月15日、「神戸新聞」8月21日
テレビ=04年TBS「はなまるマーケット」04年8月16日、同番組05年4月13日
Web@nifty:デイリーポータルZ

(04年7月6日記)
見本が届いた2日、南陀楼綾繁さんとライブに行ったので、一冊わたす。早速、「ナンダロウアヤシゲの日々」の2日に書いてくれて、3日と4日、毎日。

■元の本『ぶっかけめしの悦楽』
けっこう話題になった紹介や評=当「ザ大衆食」のサイト内に掲載








◆ブログ版
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味噌汁ぶっかけ、深川飯、カレーライスにとろろ汁…
快感満載、庶民文化考


汁かけめし快食學 表紙

04年7月発行 汁かけめし快食學  遠藤哲夫著
筑摩書房ちくま文庫。368ページ。税込価格819円。
解説=熊谷真菜
表紙・本文とびらイラスト=東陽片岡
装幀=倉地亜紀子

Webで古本を買う→Amazon とか


「汁かけめし」である。「ぶっかけめし」とも言う。「大衆食の会代表」による、なぜ「汁かけめしはウマイ!」のか、なぜ「汁かけめしはスゴイ!」のかについての深遠にして主観的な探索。考察は「ネコまんま」から「丼もの」「庶民のかけめし力」「味噌汁ぶっかけめし」「皿ものかけめしカレーライス」へと及び、読めば即ちかけめしかっこみたくなる、快感満載の庶民食文化考。

もくじ

第1章 さあ、熱く、汁かけめしを思いおこそう!

自分の食べているモノについて、すこしは知っておきたい
「汁かけめし」か「ぶっかけめし」か迷ったすえのはじまり
味噌汁ぶっかけめしから丼物やカレーライスまで

第2章 なぜ、人びとは、かくもネコまんまに興奮するのか?

人生五〇年をすぎてからのおどろき
ネコまんまの興奮に興奮する
ネコまんま論争考でもやってみるか
「ネコまんま」の不思議と興奮―ネコまんま論争考1
「ネコまんま」の不思議と興奮―ネコまんま論争考2
「ネコまんま」の不思議と興奮―ネコまんま論争考3
ネコまんま騒動結果報告を発信
接吻容器ネコまんまの朝の納得

第3章 丼物の汁かけめしの真相

男と女のカケメシロジー……接吻容器の照射力
生卵ぶっかけと納豆ぶっかけの「主張」
ようするに「丼物」とはなんだ
完成度の高いかけめしとドロドロ納豆
ようするに「コク」という日本人の証明
ようするに目玉焼丼の快挙
汁かけめしの美学は日本庶民文化
ようするに単純明快のかけめし原理
汁の効用における林真理子さんの偉大
たかが汁の芸にこだわる料理
ごちょごちょで完成かけめし料理
やってみるか「かけめし定義」

第4章 日本庶民のかけめし力を探る

男と女のカケメシロジー……かけめし力の丼めし的成長
「ヨロンどんぶり」の秘められた力
目玉焼定食と目玉焼丼の厳粛なちがい
複合融合型と「わかれ」の美学
濃厚なスタミナ丼にあふれる意欲
大根おろしめしのアッサリ系
アッサリ系スタミナ丼?
ところ変わればモノも名前もちがう
トツジョな田舎史観的かけめしカレーライス論
タヌキ丼に実質主義の輝き
醤油派ネコめしの快感と悲哀
小僧のソースライスに洋食のにおい
男と女のカケメシロジー……実質と遊び心のかけめし力

第5章 懐石料理の大家はいった

かけめし屋始末
一九七〇年代はじめ『御飯の本』との遭遇
一九七〇年代の激動と停滞のなかで
デクノボウの家庭料理沈没
旧態依然の料理学校と江原恵さんとの遭遇
バス料理教室の一瞬の夢
はかない料理にはかない記憶
かけめしと料理をめぐる二人の男
見過ごされてきた汁かけめし
史上初? 正しい「汁かけ御飯」の定義
暴かれた茶漬とかけめしの不倫関係
料理の本質は調理と味覚
男と女のカケメシロジー……料理の真相そしてアタマがいい女?

第6章 味噌汁ぶっかけめしの真相

なんといっても痛快味
ぶっかけめしにおける椎名誠さんの偉大
風土のかけめし
ぶっかけめしはうまい
おかしなおかしな味覚の「上下関係」
時代も年齢も超えて
「ぶっかけ」なる伝統
男と女のカケメシロジー……「あらっぽいおひる」に行動的な庶民文化

第7章 汁かけめしイケマセンと雑穀食

かけめし下品思想、三つの流れ
伝統主義日本料理のかけめし下品思想
ココロしずかに「日本料理」ってなんなのか
おお、水漬湯漬
おお、宿命のかけめし
おお、麦めしカレーライス
おお、貧乏食通
おお、偏見
おお、えびし
男と女のカケメシロジー……まだまだわからないことが多い

第8章 かけめし風雲録

味噌汁戦国伝
意欲も能力もない平安王朝文化
田舎サムライの可能性
田舎サムライと味噌汁
下克上のかけめし
風雲小田原評定のかけめし
芳飯というかけめし
ルネッサンスなかけめし
かけめし快感を身体がおぼえたとき
かけめしを捨てた田舎サムライ
進化し多様化する芳飯

第9章 流行絶好調の汁かけめし

鄙の倹約、都会の驕り
百花繚乱の汁かけめし
女房もざくざく汁かけめし
明治維新と汁かけめし
牛めしの流行
昭和に持続するかけめし力
男と女のカケメシロジー……で、カレーライスは伝来?

第10章 皿物かけめしカレーライス

(1)わがデクノボウの黄色いカレーライス
デクノボウのカレーライス史の方法
デクノボウのカレーライスの不幸
「福住」の黄色いカレーライス
デクノボウの台所
三層のカレーライス
無視されたかけめし
アイマイな「伝来説」

(2)カレー粉がすべて、デクノボウのカレーライス
栄養というカレーライス
二つのカレーライス
それぞれのカレーライス
この言葉を、いま、考えたい
かけめしはこれからだ
快食にあふれた日常への期待

あとがき