参考:当ブログ 7月13日 |
本の雑誌 2003年3月号 「特集=お料理本バンザイ!」に登場する本たち (06年7月13日掲載) 特集リードは、このように始まる。「突然だが、今月は料理本の特集だ。なぜいま料理本なのか、というと、自炊に目覚めた目黒顧問の仕事場で夥しい数の実用料理本を発見したからだけど」と。じつにこの雑誌らしく、自分や自分たちの都合と興味を堂々と前面に押し出してのものだ。 ま、続けてリードを読もう。「だがしかし、実用書ばかりが料理本ではないだろう。食事のシーンが出てくる小説だって料理人の一代記だってお料理の本だ。というわけで、中年男の自炊を支える実用書から、美味、不味満載の小説、そして自称メンクイの教授がきわめた麺道本まで、料理本の世界にぐいぐい迫るのだあ!」 そして登場する本たち。すっかり忘れていたが、ここに拙著『ぶっかけめしの悦楽』もあるのだった。 ●中年自炊生活者コレクション 魚焼きロースターへの道 目黒考二 蜂谷涼『ちぎり屋』(講談社) 『クッキング基本大百科』集英社 「村上祥子のらくらくシリーズ」ブックマン社『村上祥子の1人分でもおいしい電子レンジらくらくクッキング』 村上祥子『電子レンジと手早い工夫の時代です。』講談社 『体にやさしい和風のおかず』成美堂出版 『ヘルシーチョイスC滋味自在 卵と豆腐のおかず』(女子栄養大学出版部) 『おうちでイタリアン』講談社 『基本のイタリアン』(オレンジページ) ●気になる料理が出てくる10冊 料理はイミシンなメッセージである! 鴻巣友季子 『彼女はいつもおなかをすかせている』A・スタイコス/伏見イワン訳 ソニーマガジンズ 『パレード』川上弘美、平凡社 『ノルウェイの森』村上春樹、講談社文庫 『猫と庄造と二人のおんな』谷崎潤一郎、新潮文庫 『地下鉄のザジ』レーモン・クノー/生田耕作訳、中公文庫 『うたかたの日々』ボリス・ヴィアン/伊東守男訳、早川書房 『満月の夜、モビイ・ディックが』片山恭一、小学館 『パーク・レイフ』吉田修一、文藝春秋 『後日の話』河野多惠子、文春文庫 『至福の味』ミュリエル・バルベリ/高橋利絵子訳、早川書房 ●裏グルメ美女対談 読んでのけぞる究極の料理はこれだ! 青木逸美VS柴口育子 京極夏彦『どすこい(安)』集英社ノベルス 殊能将之『ハサミ男』講談社文庫 リチャード・バックマン『痩せゆく男』文春文庫 ヘレン・フィールディング『ブリジット・ジョーンズの日記』ヴィレッジブックス ハリー・クレッシング『料理人』ハヤカワ文庫 小池真理子・藤田宜水『夫婦公論』集英社 『うまいもの・まずいもの』メタローグ 小泉武夫『発酵食品礼賛』文春新書 ●メンクイ教授の告白 麺ロード遥かなり 新保博久→→(略) ●目黒考二に読ませたい料理本 読者アンケート この料理本がうまい! 遠藤哲夫『ぶっかけめしの悦楽』四谷ラウンド 辰巳芳子『あなたのために』文化出版局 田中秀嗣『ちゃらんぽらん男、居酒屋をつくる』新潮OH!文庫 よしながふみ『月とサンダル』芳文社 魚柄仁之助『元気食 実践マニュアル155』文春文庫PLUS 『家庭でできちゃうラクチン病人食!!』(こんな本があったらいいなという投書) 沢村貞子『わたしの献立日記』新潮文庫 カコミ●料理はやっぱりおふくろの味だぁ! 『わたしの赤ちゃん 育児・離乳食大全科』主婦の友社 『大草原の小さな家』シリーズ L・I・ワイルダー 福音館書店ほか |
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