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タマネギとトマトのレモン汁辛子漬け

この夏、食べまくったタマネギ料理


(2007年6月11日版)

ブログ版2007/04/09「辛抱料理」もご覧ください。クリック地獄

(2004年8月21日版)



あまり、というか、ほとんど、コダワリや収集や執着には無縁の生活であるが、ときどきなにかに没頭し、しばらくそれだけをつくり続け食べ続け、ほかのものはテキトウでどうでもよくなることがある。

当サイトに紹介の「ゲロめし」などは、一時、ずいぶん食べまくったのだが、今年の夏は、まったくつくることもなく、もうコレだけできました。

それというのも、このパチンと密閉可能な、ツメのついたタッパーを100円ショップのダイソーで見つけ、100円で買ったからだった。これが、ヒジョーにぐあいがよいのだなあ。

なに、これはたぶん多くの人たちがやっているだろう、タマネギとトマト(タネはのぞき)をきざんで、レモンを絞り辛子をちぎり、塩に醤油をかくし味ていど、一緒のボールでまぜて、このタッパーに入れて冷蔵庫で冷しておくだけなのだが。

このタッパーだと、タマネギ中1個トマト中1個の分量がちょうどうまく入る、つまりちょっと山盛りぐあいになっても、ツメつきだから押し込んでパチンとふたをできる上に、途中でかきまぜることなく、ただ冷蔵庫のなかに入れといて、ときどきひっくり返してやればよいだけなのだ。



というわけで、この夏は、これをなるべく切らさないようにし、なおかつ、食べるときは、当然めしにかけたり、冷しゃぶと混ぜたり、ホタテやマグロの刺身と混ぜたり、カツオの刺身にぶっかけたり、そーめんと混ぜてもよい。パセリをきざんで加えたり、オオバをきざんでくわえたり、香草くわえればエスニック風、などと、変化をつけて楽しんでいる。

まあ、そういうわけで、ゲロめしサンには、すっかりご無沙汰してしまって、スマンスマン。おれは、どうもそのね、こっちに夢中になると、そっちはどうでもよくなるタチなのだろうか。あきっぽい? 浮気っぽい? ナルホド。

じつは、いまも、冷蔵庫にあって、下の写真のようなぐあい。一昨日の夕方かな?夜かな?漬けて、少しずつ食べて、これぐらい漬かると、またうまいのでありますな。もちろん、数時間漬けただけで、一回で全部たべてしまうことも少なくない。



タマネギは切って水でさらすもの、という「常識」にしたがう必要はない。というより、もし、初めてなら、水でさらした場合とさらさない場合、両方やってみて、さらに浅漬けの場合や、よくつけたり、いろいろ味わってみるとよいだろうね。とにかく、野菜以外の水気が、あまり含まれないように注意が必要だ。

そうやって、この夏は、すぎてきた。おかげで、ド暑さにもかかわらず、めしがうまく食べられた。

ところで、江原恵さんの名言に、「タマネギを主材料にした、まったく新しい料理を、一つでも編み出すことのできる人は、美味学に必要な想像力を、かなり豊かにもっている人である」がある。

この料理は、新しい料理ではないが、安い簡単な料理でありながら、ごらんのとおりわずかこの中に甘酸辛苦が入り混じり、そのバランスの変化の妙を味わうことができる。味覚や想像力の刺激のためにも、たいへんよいような気がする。

やっぱり、ゲロめしも食べましょう。→クリック地獄


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