弁当屋で「ねこまんま弁当」発見

このねこまんま弁当の話を拙著『汁かけめし快食學』(ちくま文庫、2004年)に書いたら、それを見て、@niftyディリーポータルZの林雄司さんが、熊谷まで買いに行ったのだ。そのテンマツは、こちら。がははは、この根性に脱帽。

(2002年4月24日版)

ねこまんま弁当わっわっわっ、なんと、「ねこまんま弁当」なるものがあった。時代は、ここまで「ねこまんま化」していたのか。

埼玉県、JR高崎線の熊谷駅の駅ビル1階にある弁当屋「たま井」である。

値段は350円。

これの、どこが、ねこまんまなの?という見た目なのだが、のっかりものの下にあるめしが、白まんまに鰹節と醤油がまぶせてあるのだ。つまり、味噌汁ぶっかけ派ではなく、鰹節醤油派のねこまんま弁当である。

ねこまんまといえば、味噌汁ぶっかけ派にせよ鰹節醤油派にせよ、とにかくさっぱり系という印象だが、これはもうすごい、ボリュームたっぷりだし、350円でガツンとくる。まさに、不況期の産物であろうか。まさに、アクティブな庶民のための活力源といえるめしだ。

そうだ、この「ねこまんま弁当」は、都内の某中学の社会科の先生が、自分の授業を「愛の社会科」と呼ぶように、「愛のねこまんま弁当」と呼ぼう。ああ、「愛のねこまんま弁当」すばらしい!

福島県猫魔スキー場のレストランの「ねこまんま定食」と並んで、これを、「噂のねこまんま文化財」に指定したい。

行け!熊谷駅へ、喰え!ねこまんま弁当。なお当サイトは、JRやたま井とは一切関係ありません。

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