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台東区入谷の金美館通りで下町の十人十色を妄想する

台東区入谷 金美館通り
大衆食堂 清月

東京都台東区入谷2丁目23-14

(07年10月6日掲載)

ここに行ったのは、2月26日(月)のことだ。JR山の手線鶯谷駅から浅草国際通り、言問い通りと金美館通りが囲む範囲を中心に歩いた。

そのときの様子は、すぐ翌日のブログに書いた。

「3階建ての建物の上に大きく「大衆食堂 清月」の看板があるのだが、チトわいざつな大衆食堂のイメージをもっていると型破りであり、やや高めの値段設定だが、なかなかよかった。4人がけ5台に2人がけ1台。ま、詳しくは、そのうちにザ大衆食のサイトに掲載する」と。しかし、遅れにおくれてしまった。

それで、さて掲載と思ったが、メモが見つからない。とにかく、アジフライ定食を食べた。そのアジフライは、これまで見たこともない立派なアジフライだった。大きな肉厚のアジのフライなのだ。そのフライも、めしも味噌汁もお新香も、みな、やけにスッキリ、光り輝いている。

大衆食堂のアジフライというと、小アジを開いた大きさ、油のくすんだ色。ほかのものも、大きさ色とも、やや控えめの傾向である。だが、ここはちがう。

そもそも、ここは、大衆食堂によくみられる場末感や雑駁さなど、まったくない大衆食堂で、それが特徴といえるだろう。わかりやすくいえば「労働者風情」のところではない。だからといって、小料理屋や大衆割烹とは、ちがう。やはり大衆食堂なのだ。つまり日々の「めし」のための食堂であり、そのめしを洗練させていくと、こうなるぞという一つの姿勢を明確に持った食堂といえるだろうか。

これは、いわゆる「伝統的な日本料理」の職人的洗練とはちがう。「伝統的日本料理」が下にみてきた「おかず」や「めし」の洗練なのだ。その食事は、「伝統的日本料理」ほどではないにせよ、やはり、それなりにカネがかかる。

という印象を持った。

このスタイルは、むかしからだったのか、しだいにこのように「進化」したものなのか、この規模なら、あるじの性格も色濃く反映するから、その生来の性分と時代の中での「進化」の両方からんでいるのだろうと考えた。

金美館通りも、場末感や雑駁さなど、あまりない「下町」であるし、そういう土地柄に根をはった食堂のようにも思えた。金美館通りを歩くと、個人商店が多く、しかも清月のあるじと似た雰囲気のあるじが店に立っている。

とりあえず、こんなところで。メモが見つかったら追記する。


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