ザ大衆食トップブログ版日記


滋賀・長浜 中島屋食堂、とらや食堂
滋賀県長浜市 JR長浜駅 駅前通り

(08年10月2日掲載)

とりあえず。あとで書き足します。

9月4日の朝、北浦和のウチを出て、新幹線で米原、北陸本線に乗り換え、12時半過ぎ、長浜駅に着いた。初めての土地だ。とにかく腹がすいていたので、食堂を求め、駅前通りを歩いた。長浜は、近年「観光まちづくり」で話題だから、チョイとみてみようとおもって、北九州への途中、立ち寄ったのだが、駅前通りは、それほど商店が立ち並んでいるわけでもないし、ちかごろ地方都市でよくみかける、閑散とした商店街だった。ただ、冷え冷えとした侘しさは、感じられなかった。

そして、だからだろうか、印象に残る食堂と出合った。

駅前通りは右側の歩道だけ、いつごろの設置かサビた鉄骨、風化した風情のアーケードがあった。そこを行くとスグ、中島屋食堂はあった。その佇まいは、文句なくそそるものがあって、ただちに入った。





長浜名物の「さば寿司」と冷や奴、それに瓶ビールを頼んだ。
さば寿司は、やや甘みのきいた、だけどしつこくはない酢で、よくしめられたサバ、ほんのりとした感触、それにめしの味もにぎり加減も、ほんのりとして、なんだか旅の疲れをときほぐしてくれるような、ほんのりくつろぐ味わいだった。
90歳ぐらいか、こえているかぐらいのおばあさんが帳場にいて、そのお子夫妻だろう、70歳ぐらいか、おれのトシ感はあたらないが、調理や客席のほうをしていた。みなさん、この建物の年輪と感触のように、おだやかで、ほんのりほんのりなのだ。

ほんのりほんのり。

しめ鯖は、いつもは、あまりしめてない、生にちかいものが好みなのだが、これはこれでめしとの相性もよく、うまかった。

出て数十メートルもいかないうちに、おなじ並びに、「はぁ〜」とタメイキがでる佇まいの「とらや食堂」があった。しかし、食べたばかりなので、すぐには食べられない。あきらめて、「入ってみたい食堂」として記憶に残すことにした。

この近くの北国街道と駅前通りの交差点を左に入ると、あたり一帯、広い地域が「観光まちづくり」の中心地なのだった。そちらは、平日にもかかわらず、観光バスも乗りつけ、観光客がいた。

中島屋食堂もとらや食堂も、メインの観光まちづくりの地域からはずれているようだが、いかにも街に生きる食堂として、地元のひとたちに愛されてきた様子がうかがえた。




■関連ブログ版
2008/09/25「滋賀県長浜の「まちづくり」を「観光」したこと。中島屋食堂。」…クリック地獄
2008/09/09「北九州、の前の滋賀・長浜、の後の愛媛・西条。」…クリック地獄


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