入ってみたい食堂


足立区東武伊勢崎線五反野駅近く

駿河屋

(05年6月8日版)

南陀楼綾繁さんが酒飲み人生謳歌マガジン『酒とつまみ』に「古本屋発、居酒屋行き」を連載している。毎号、どこかの街へ出かけ、古本屋をのぞき、その近くの飲み屋でイッパイやる、それをアヤシゲさんが原稿にまとめる。おれエンテツは、古本屋にはあまり興味ないのだが、飲み屋を楽しみにお供する。

目的の街では、まず古本屋で、アヤシゲさんたちが夢中に古本を見ているのを、ああはやく飲みてえなあ、古本なんてほこり臭いだけじゃねえか、はやくしてくんないかな……とか思いながら待つ。そして待ちくたびれて、やっと飲む、その生ビールのうまさよ。待たされるのも悪くない。

今回は取材地が、足立区東武伊勢崎線五反野駅周辺だった。4月24日のことである。ほかの同行メンバーと古本屋をハシゴして、さあ飲もうと、アヤシゲさんオススメの飲み屋の前へ。すると、そのまん前に、このソソラレル佇まいの駿河屋があったのだ。

入口横の看板メニューには、納豆定食450円、目玉焼定食500円、焼そば定食550円、玉子焼定食550円、湯どうふ定食600円、野菜いため定食600円、とんかつ定食650円、さんま定食 550円、あじ定食550円、玉子丼550円、親子丼600円、かつ丼650円、カレーライス500円、チャーハン450円……。

ここは五反野駅改札口を出て、すぐ右の、東武線ぞいの商店街。短い商店街だが、肉屋が二軒あるし、飲食店は何軒もあって競争は激しそうだ。

ワレワレは、おれがこの写真を撮った背中の位置にある「幸楽」という、「ちゃんこ料理」の看板がさがる堂々の建物、ちょいと高そうに見える大衆割烹風に入った。しかーし、なかは、ご近所衆の労働者風アニキやオジサンオバサンでにぎやかな、ベロベロ酔っぱらいのいる大衆酒場。メニューも豊富で安い。丼ものなどもあって、食事メニューも揃っている。となると、駿河屋にとってはキビシイ存在か。でも、タクシーの運転手など、酒飲めないひともいるからなあ。とか、気になりつつ泥酔した、入ってみたい大衆食堂の暖簾なのだった。

はて、いつ入れるか。


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