ザ大衆食トップブログ版日記


1999年11月に四谷ラウンドから発行、大いに話題になったが、その後同社は倒産、「幻の奇書」といわれていた『ぶっかけめしの悦楽』を、PDF版で公開を始めます。

本書を新たに書き直したとおなじほど大幅に加筆修正した、ちくま文庫『汁かけめし快食學』が2004年に発行になったが、すでに絶版。こちらのほうが公開するには適切と思うが、なにしろ文章量が多いので、スキャンするのが大変だ。もとの『ぶっかけめしの悦楽』を、スキャンし、ほとんどそのまま掲載することにした。これはこれで、重要なところがまとまっているし、文章も大胆闊達でおもしろい(嫌われやすいということでもある)。

昨年10月発売の拙著『大衆めし 激動の戦後史』と深い関係の内容。



(2014年7月13日)第2章まで掲載。(7月16日)第4章まで掲載。
(7月25日)第6章まで掲載。(7月29日)第8章まで掲載。


◆掲載にあたって…ブログ版「「幻の奇書」といわれる『ぶっかけめしの悦楽』(四谷ラウンド、1999年)のWeb公開を始めた。」…クリック地獄
◆関連…ブログ版2014/07/17「江原恵『カレーライスの話』から。」…クリック地獄
◆発売当時の書評など話題は、当サイトこちら…クリック地獄



ぶっかけめしの悦楽◎もくじ

熱く、かけめしを思いおこそう

第1章 かけめし屋始末 bukkakemeshi 01.pdf へのリンク

(1)カレーライスは伝来したか
(2)かけめしからはじまるカレーライス
(3)復活、かけめし大快楽

第2章 怒濤のかけめしとはなんだ bukkakemeshi 02.pdf へのリンク

(1)ようするにたくさんある
(2)ようするにコクということ
(3)ようするに目玉焼丼の快挙
(4)ようするに単純明快
(5)ようするに汁の効用
(6)ようするに汁の芸
(7)ようするにごちょごちょ
(8)かけめしとは

第3章 不完全なカレーライス bukkakemeshi 03.pdf へのリンク

(1)かけめしの記憶があった
(2)無視されたかけめし

第4章 仰天のかけめしパワーを究める bukkakemeshi 04.pdf へのリンク

(1)ヨロンどんぶりのこと
(2)目玉焼定食と目玉焼丼のこと
(3)複合融合型のこと
(4)濃厚な牛肉丼のこと
(5)大根おろしめしのこと
(6)田舎流かけめしのこと
(7)猫めしの快感と悲哀のこと

第5章 デクノボウの黄色いカレーライス bukkakemeshi 05.pdf へのリンク

(1)「福住」のカレーライス
(2)デクノボウの台所
(3)三層のカレーライス

第6章 壊石料理の大家は言った bukkakemeshi 06.pdf へのリンク

(1)かけめしと料理をめぐる二人の男
(2)史上初?正しい汁かけ御飯の定義
B暴かれた茶漬とかけめしの不倫関係

第7章 味噌汁ぶっかけめしの真相 bukkakemeshi 07.pdf へのリンク

(1)なんといっても痛快味
(2)風土のかけめし
(3)ぶっかけめしはうまい
(4)時代も年齢も超えて
(5)かけめしイケマセン

第8章 雑穀を考えたことがあるか bukkakemeshi 08.pdf へのリンク

(1)おお、宿命のかけめし
(2)おお、麦飯カレーライス
(3)おお、貧乏食通
(4)おお、偏見
(5)おお、えびし

第9章 かけめし風雲録

(1)味噌汁戦国伝
(2)意欲も能力もない平安王朝文化
(3)イナカサムライの可能性
(4)下剋上のかけめし
(5)風雲小田原評定のかけめし
(6)芳飯というかけめし
(7)ルネッサンスなかけめし
(8)かけめし快感を身体がおぼえたとき

第10章 カレーライスが料理になるとき

(1)ムズカシイ料理
(2)怒る料理
(3)めしとクソのあいだの料理

第11章 流行絶好調のかけめし

(1)かけめしを捨てたイナカサムライ
(2)ざくざく進化し多様化する芳飯
(3)昭和に持続するかけめしパワー

第12章 かけめしカレーライス

(1)明治維新とかけめし
(2)一万メートル上空のカレーライス
(3)栄養というカレーライス
(4)二つのカレーライス
(5)それぞれのカレーライス

かけめしはこれからだ