03年末蔵出し写真展‐5
三河島で 犬鍋(ポシンタン)

(03年12月13日版)

今年の夏は、おかしな陽気だった。雨が多く寒くて。それでも夏は、なんとなくバテるものだ。で、韓国では、夏バテ回復に犬鍋を食べる、われわれも食べようと荒川区の日本じゃないような三河島へ行き、犬鍋の食べられるところを韓国料理の材料店で聞き、見つけて食べた。韓国語では「ポシンタン」とかいうのかな。

犬鍋を食べたのは3回目だが、スゴイうまかった。犬肉もそうだが、野菜のエゴマもうまかったし。犬肉もちろん野菜、材料は、みんな韓国の市場で仕入れて、クルマで送られてくるのだそうだ。



この鍋、まわりに写っているキムチのたぐい全部ついて一鍋5000円。最後にめしを入れ、5人で腹一杯の大満足だった。

犬肉さんです。

しかし、日本語は、ほとんど通じなかった。客も韓国人だけで、韓国旅行したかんじ。韓国語が話せるアヤシゲさんのヨメさんがいてよかった。

犬鍋は、例によって白人どもが、非難している。それに対して、ある韓国の大学の先生は、「犬肉のホームページ」を韓国語もちろん、日本語、英語、中国語、フランソ語、ドイツ語でつくって、犬肉食の堂々の論陣をはり、反論をくわえている。民族的気骨、民族的情熱にあふれている。

アメリカやイギリスに捕鯨を非難されアタフタし、おまけに、日本が議長国をつとめた京都議定書をアメリカが踏みにじってもなんにもいえず、それどころか、国の憲法より日米軍事同盟を優先する、オタオタフラフラ国家の先生たちとはちがう。日本は恥ずかしい。かつて元マクドナルドの社長藤田田さんが『ユダヤの商法』で、21世紀には、日本はアメリカの一州になったにおなじ状態になるというようなことを言っていたが、すでに民族は滅んだにひとしい。

ああ、それにしても、また犬鍋食べたいし、この食堂はうまいのだ、また行きたい。

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