煮込みぶっかけ二話

(03年12月1日版)

煮込みぶっかけたべたい! という気分で読者の投稿を2つ。

ヒロさん@東京からのメールは、11月19日にいただいて、今日「大衆食者の食卓」のコーナーに掲載しようと思って、あらためて読み直した。こういう内容である。うまそ〜のヨダレ。


食堂ではございませんが「飯を食らう」という意味で
牛すじ煮込みの専門店、駒沢にある「かっぱ」と、
ご飯お替り自由であり、注文した以外のフライのサービスがある、
西麻布の「三河屋」を紹介したいと思います。
かっぱは、勝手に煮込み並が出てきて、
それからご飯の量を(小・並・大盛り)を言い渡すシステム。
私はいつもご飯大盛りを注文して、
煮込みの三分の一を(具)を残して、ご飯にぶっかけます。
具は牛すじ肉、スプーンですくった蒟蒻、豆腐(木綿で、閉店間際だとナシ)です。
残った煮汁だけでは、食がすすまず、
漬物100円を頼むハメに(通常で胡瓜か大根の漬物二切れ付き)。

三河屋は一応とんかつ屋の部類ですが、
卓上にはふりかけがあり、ご飯お替り自由でモリモリ食べられます。
しかし、利益追求型ではなく、
営業時間が昼の2時間弱。
常時行列で敷居の高いのが難点ではあります。

予算は、かっぱは900円前後、三河屋は1000円前後です。
一度くらいは試しても損はないかと思います。

ではでは。

この「かっぱ」という店は、なかなか有名だが、コトは店のことではない、煮込みぶっかけのことだ。夏でも、フウフウ煮込みぶっかけめしを食べるのはいいものだが、こう寒いと、これが食べたくなるね〜と思いながら読んでいて、そういえば前にも、誰かから煮込みぶっかけのメールをもらっているハズだなと思い出した。

メールをいただいても、載せようと思ってすぐ載せないと、なんとなくバタバタした日常のうちに忘れてしまうことがある。すみませんねえ。でも、思い出して見つけましたよ。

すでに「大衆食者の食卓」のコーナーに登場のナガトロさん@居所不明からのメールだった。最初は居所不明だったけど、このメールで居所判明、ナガトロさん@高崎市である。いただいたのは6月13日。イヤハヤだいぶたってしまった。夏だが、ここに、煮込みぶっかけの話が出ているのだ。


さて私が住んでいる、群馬県高崎市にも、
「ザ・大衆食」の名に恥じないお店が何店かあります。
もし、御出ましの際のご参考までに…。

1、栄寿亭=カツどんです。男の食い物のチャンピョンでしょう。
50年以上続いているお店です。
メニューは、A丼=370円(醤油ダレカツどん、かつ三枚(!!)黄色いたくあん付、
B丼=420円(卵どじカツどん黄色いたくあん付、
C丼=450円(A丼のジャンボカツタイプ黄色いたくあん付)。
他にもカレーライスやオムライス、カツライスなどがありますが、
何といってもこの値段!!えらいっつ!味は保障付です。
個人的には「世界一のカツどん」です。
おとこの食い物なんですが、最近、近所のOLのね〜ちゃんがカウンター席で、
A丼をかっこんでます。
つい「あちらの素敵なお嬢さんに、たくあんさしあげて。」なんて…。

2、びっくり餃子=餃子やさんなのですが、ここではBセットです。
Bセットの内容は、らーめん(ニボシ風味の醤油味)もつ煮(ねぎてんこ盛り!)
ライス(どんぶりメシです)自家製漬物(季節により変わります)です。
ラーメンライス、プラスもつ煮です。おとこの食い物の横綱でしょう。
いつも思っていたのですが、もつ煮はめしにぶっかけてこそ華です。
しかしお店でそれはと思い、自粛していました。
しかし勇気をもって、
「おやじさん。お行儀悪いけど、もつ煮メシにぶっかけていいスかね〜?」
との問いに、
「どうぞ。それが一番旨いんです。」との答え。男でしょう!
餃子ももちろんおいしいのですが、やはりここでは、「Bセット」です。
ちなみに店主は巨人ファンです。

他にも何件かありますが、いずれ又。

というわけで、今回は、「大衆食者の食卓」ではなく、ここにまとめて、お2人のメールによる煮込みぶっかけの話でした。これはうまいんですよねえ。それにガツンですよねえ。

さあ、大衆食者諸君! 煮込みぶっかけをやりに行こう!

コレ、この味を知っているオンナはいるのかな? たぶん、いないだろうね。
オンナたちよ、煮込みぶっかけを食べて、オトコになる?

大衆食的