「あるものをおいしく」に関する対話

(2002年9月29日記)

女はいった、だから、ようするに、なんなのよ。
男はいった、だから、ようするに、あるものをおいしく食べよってことなんだよ。

女はいった、なによ、それ、あるものといったら、みんなあるものじゃない。
男はいった、わからんやつだなあ、あるものとはふつうにそこらにあるものということさ、きみのような存在だよ。

女はいった、あら、わたしはあなたにとってふつうなの、特別じゃないの。
男はいった、わからんやつだなあ、おれにとってじゃない、誰から見てもふつうの、ということだよ。そういうものをうまく食べる、それには料理法と食事法ということ。

女はいった、美男でもないあなたがいいそうなことだわ。
男はいった、クタバレ!



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