関東うどんそば紀行 加須市の巻 (2002年5月6日記) 埼玉県中央北部に位置する加須市(かぞし)ヘ行くと、広大な関東平野の真ん中辺にいることが実感できる。その東武伊勢崎線加須駅前には、このような看板がたっている。駅周辺だけでも、たしか20数軒のうどんやがあるはずだ。 加須市の北は羽生市、西は行田市で、田山花袋の『田舎教師』(1909年・明治44)の舞台になったところだが、この小説にはうどんやが「大衆食堂」のように登場する。このへんから、群馬・栃木にかけては、むかしから有数の小麦粉の産地、うどん地帯なのだ。 関東うどんそば紀行 |