家庭料理をおいしくしたい

(06年3月25日掲載)

江原恵著 1988年12月 草思社刊

■とりあえず、もくじ

はじめに

第1章 一番だしとアジノモトの間

01 一番だし・二番だしの固定観念
02 料理情報がつくられるしくみ
03 主婦の友の「家庭料理」はハレのごちそう
04 客料理は料理屋料理の亜流
05 質素だった幕末中流士族の食生活
06 「伝承」と「伝統」の大売りだし
07 学校給食は「栄養配合食餌」
08 食卓の姿を変える加工食品と調理食品
09 かつお節の今と昔
10 明治と昭和戦後料理を結ぶもの
11 日本料理史の流れを変えたアジノモト

第2章 「天与の幸」のウラオモテ

01 『食道楽』の通文化
02 玉子ソースと黄身酢
03 地鶏とブロイラー
04 日本料理は鮮度だけなのか
05 醤油が決める日本料理
06 カラシメンタイコ文化論
07 サヴァランと食通文化
08 栄養士制度が広めた「栄養食餌学」
09 自然食品は本当に「自然」か
10 自然食品にこだわる人たち
11 かまぼこ対ハム

第3章 料亭文化から家庭文化へ―モノの味から調理の味へ―

01 風呂吹き大根はなぜほろんだか
02 個人「芸」を求める新鮮文化
03 食通たちのシュン賛美論に欠けているもの
04 権威主義の情報システム
05 調理のできない栄養士は「非科学的」である
06 奇妙な「健康づくりのための食生活指針」
07 蟹風味かまぼこは「中流」幻想の象徴
08 プロのエピゴーネンをめざす検定制度
09 「わが家の自慢料理」に見る日米の比較
10 日常食卓の豊かさは複合型調理法から

あとがき

■Webから

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